ガザ、学校85%使用不能 教育の損失4600億円超
【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの教育当局は22日、2023年10月から始まった戦闘で学校や教育施設が破壊され、うち85%が使用不能な状態だと明らかにした。教育分野の損失は推計30億ドル(約4696億円)以上としており、15カ月以上続いた戦闘が深刻な影響を与えていることが浮き彫りとなった。
停戦中のガザでは散発的な戦闘が起きているとみられる。イスラエル軍は22日、イスラム組織ハマスと共闘する過激派「イスラム聖戦」の戦闘員を殺害したと発表。軍はヨルダン川西岸ジェニンでも大規模作戦を続けた。
ガザで食料や燃料、医療施設を備える学校は避難場所に指定され、多くの住民が身を寄せた。