国防長官候補に新たな疑惑 ヘグセス氏、元妻に虐待か
【ワシントン共同】第2次トランプ政権の国防長官候補ヘグセス氏が、離婚した2番目の妻に「虐待」をしていたとする新たな告発があった。ヘグセス氏の弟の元妻が上院軍事委員会に供述書を提出した。米メディアが一斉に報じた。
ヘグセス氏は性的暴行や業務中の過剰飲酒などの疑惑が報じられ、一部では資質を疑問視する声があるが、共和党が多数派を握る上院で承認される可能性が高い。
CNNテレビが報じた供述書の内容によると、具体的な虐待の内容は明らかになっていないが、身の危険を感じていた2番目の妻は周囲に助けを求める際の「秘密の合言葉」を決めており、弟の元妻は2015~16年に一度、テキストメッセージでこの合言葉を受け取ったという。過剰飲酒を目撃した一方で「肉体的、性的な虐待は直接見ていない」とした。
2番目の妻は米メディアに「結婚生活で肉体的な虐待はなかった」との声明を出した。ヘグセス氏の代理人弁護士は供述書の内容を否定し、弟の元妻について「民主党員で、ヘグセス氏を憎んでいる」とした。