AIリスクの管理政策を廃止 「言論の自由」背景に
【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日、人工知能(AI)のリスクを管理するバイデン前政権の政策を覆す大統領令に署名した。AI規制は技術の進歩や言論の自由を妨げるとの考え方が背景にある。共和党の綱領にも廃止方針が盛り込まれていた。
バイデン前大統領が2023年の大統領令で、国家や経済の安全保障への影響が懸念される高度なAI技術の開発企業に、安全試験の結果などの情報を政府に提供するよう義務付けていた。偽情報の拡散対策として、政府公式コンテンツを認証する仕組みの導入も図った。