「政府効率化省」の創設表明 監視団体は活動停止求め提訴
【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日の就任演説で、政府の無駄遣いの削減を目的とした「政府効率化省」を創設すると正式表明した。政府外の新組織で、実業家イーロン・マスク氏が率いる。一方、同組織の透明性の欠如などを問題視し、超党派の政府監視団体などは同日、ワシントンの連邦地裁に活動の差し止めを求めて提訴した。
効率化省は連邦政府の歳出を見直す役割などを担う。トランプ氏が大統領選で構想を打ち出したもので、既に数十人のスタッフを雇い、政府機関に派遣して見直すべき業務の洗い出しを進めていると報じられている。