米大統領、民意盾にみなぎる自信 公約実行宣言、支持者歓喜
【ワシントン共同】米首都ワシントンの連邦議会議事堂で20日、2期目の就任宣誓に臨んだトランプ大統領の表情には自信がみなぎっていた。圧勝した昨年11月の大統領選で「民意が示された」と改めて強調。不法移民対策や関税強化などの公約を実行に移すと宣言した。付近の屋内競技場では共和党のシンボルカラーの赤を身につけた支持者が中継でその様子を見守り、歓喜の「USA」コールが響き渡った。
格調高い絵画や彫刻に囲まれた議事堂中心部の円形大広間に、トランプ氏は黒っぽいスーツ姿で登場。歴代大統領や家族、巨大IT企業トップらが見守る中、聖書を手にした妻メラニアさんの傍らに立ち「職務を忠実に執行することを誓う」と宣誓の言葉を述べた。
「米国全体がわれわれの公約の下に結束している」。大統領選の勝利を誇示した上で「数百万の外国人の犯罪者を祖国に送り返す」「ドリル・ベイビー・ドリル(資源を掘りまくれ)を実行する」と断言。世論を二分する政策を並べ立て、迅速に実現すると誓った。