東京の新生児取り違え、4月判決 66歳男性「両親知りたい」
東京都立墨田産院(閉院)で1958年に出生した直後、他の新生児と取り違えられた江蔵智さん(66)が都を相手取り、実の親についての調査を求めた訴訟の口頭弁論が20日、東京地裁であった。江蔵さんは本人尋問で「両親がどんな人か知りたい、きょうだいがいるなら会いたいという願いをかなえてください」と訴え結審した。判決は4月21日。
弁論では江蔵さん側の証人として、国際法の専門家が出廷し「産院の過誤で親の状況を知ることができないという継続的な人権侵害に対し、効果的措置がなされていない」と言及。日本が批准する子どもの権利条約などの趣旨に反し、司法による救済が必要だとした。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「社会」記事一覧-
新生児、雪に埋め殺害疑い 24歳の母逮捕、宮城・塩釜
共同通信 -
保育園給食のみそ汁釜に電池混入 愛知・岡崎市
共同通信 -
「ぜひ被爆地に訪問を」 長崎市長、広島と要請へ
共同通信 -
痴漢疑い、事故調査官を逮捕 小田急線内で女子高校生に
共同通信 -
コロナ事業、1億円超を過大請求 電通グループ会社、人件費水増し
共同通信 -
領土相「内外発信を強化」 主権展示館が巡回展
共同通信 -
検審、事務担当の不起訴「不当」 山谷参院議員側の裏金事件
共同通信 -
福岡高裁は3月7日判決 衆院選「1票の格差」訴訟
共同通信 -
いじめ「重大事態」を分析 専門家会議が初会合
共同通信 -
共通テスト、AIの得点率91% 東大文1のボーダー超える
共同通信