物価「悪い方向」過去最多70% 治安は37%、内閣府調査
内閣府が17日発表した「社会意識に関する世論調査」によると、現在の日本で悪い方向に向かっている分野(複数回答)に「物価」を挙げた人が70・8%に上った。2020年まで調査手法が異なるため単純比較できないが、1998年にこの質問を始めてから最多。「治安」37・1%で、昨年3月公表の前回調査から4・4ポイント増えた。「防災」15・3%で、前回5・1%の3倍だった。
担当者は治安に関し、闇バイトや「おれおれ詐欺」による事件が続き「社会不安が反映されている」と分析。防災では、能登半島地震や豪雨など相次ぐ災害の影響があるとみている。