新型フェリー、CO2削減35% LNGに切り替え、苫小牧―大洗
海運大手の商船三井は17日、苫小牧港(北海道)と大洗港(茨城県)を結ぶグループ会社の新型フェリー「さんふらわあ かむい」が21日に就航するのを前に、大洗港で披露会を開いた。燃料を従来船の重油から液化天然ガス(LNG)に切り替え、CO2の排出を約35%削減できるという。
物流業界ではトラック運転手の残業規制が強化され、輸送の一部が船舶や鉄道に切り替わる「モーダルシフト」が進む。深夜便のフェリーで休息を取り、乗船前後の両日にトラックを運転するドライバーの利用が増えると見込み、船内でストレスなく過ごせるよう大部屋を廃止して全室個室にした。
全長は約200mで旅客定員は157人。