中国の24年GDPは5%増 成長鈍化も目標達成
【北京共同】中国国家統計局が17日発表した2024年の国内総生産(GDP、速報値)は物価変動の影響を除く実質で前年比5・0%増だった。23年の5・2%からは鈍化したが、5・0%前後とした政府目標は達成した。習近平指導部は昨年9月以降に景気対策を強化していた。今後はトランプ次期大統領が率いる米国との貿易摩擦激化が予想され、警戒感を強めている。
24年10~12月期の成長率は前年同期比5・4%となり、7~9月期の4・6%を上回った。
政府は不動産不況を背景とした内需不足に危機感を強め、昨年9月以降、金融緩和やインフラ投資の前倒しといった経済対策を立て続けに発表した。
24年貿易黒字は前年比20・5%増の9921億ドル(約154兆円)で過去最高を更新した。輸出の伸びが経済成長をけん引したが、トランプ氏は対中関税引き上げを訴えており、先行き不透明感は強い。
24年の消費動向を示す小売売上高は前年比3・5%増にとどまり、23年の7・2%増を下回った。工業生産は5・8%増となり、23年の4・6%増を上回った。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「経済」記事一覧-
米24年12月住宅着工15・8%増
共同通信 -
水産庁、ブリ漁獲枠設定へ 10万1千トン、4月から
共同通信 -
インドで自動車国際展示会始まる 巨大市場狙い日本勢も出品
共同通信 -
財政収支、予想一転赤字に 政府公表、25年度4・5兆円
共同通信 -
24年産コメ、過去最高値 大凶作「平成の米騒動」超え
共同通信 -
ブリに年10万1千トンの漁獲枠設定へ
共同通信 -
主要企業、冬のボーナス過去最高 89万1460円、賃上げ反映か
共同通信 -
日産、統合見据え国内人員も削減 4月に役員体制縮小、スリム化
共同通信 -
トランプ関税、7割が悪影響 ジェトロ、在米日系企業調査
共同通信 -
物価「悪い方向」過去最多70% 治安は37%、内閣府調査
共同通信