高校の上級生1人に和解金決定 剣道部2年の自殺訴訟で福岡地裁
東海大付属福岡高(福岡県宗像市)の剣道部2年男子生徒=当時(17)=が2021年に自殺し、母親が上級生だった4人に損害賠償を求めた訴訟で、福岡地裁(加藤聡裁判長)が16日までに、被告のうち1人に和解金の支払い義務を盛り込んだ決定を出し、確定した。原告側が明らかにした。2人とは既に和解が成立しており、係争中なのは1人だけとなった。
代理人弁護士によると、決定は民事調停法17条に基づき昨年12月16日付。双方から異議申し立てがなく今月7日に確定した。和解金額は非公表。
母親は「一つ前進した」と決定を評価。被告は異議申し立てをしておらず「自らの罪を認めたと理解している」と話した。
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