経営医院関係先で現金など隠匿か 女子医大元理事長、1億5千万円
東京女子医大の新校舎建設工事で大学に不当な報酬を支払わせて損害を与えたとして背任容疑で逮捕された元理事長岩本絹子容疑者(78)が、経営するクリニックの関係者のマンションで、現金約1億5千万円や金塊を保管していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。不正に得た金を隠す目的だった可能性がある。警視庁捜査2課が経緯を調べている。
捜査関係者によると、2024年7月、東京都にあるクリニック関係者のマンションで、岩本容疑者のものとみられる現金などが押収された。同9月にはクリニックにあったスーツケースからも現金が見つかった。関係先から押収された現金は総額約2億円に上る。