民間月着陸船、米で打ち上げ ispace、再挑戦へ

共同通信 2025年1月15日 16:09
 月着陸船「レジリエンス」を搭載して打ち上げられるスペースXのロケット=15日、米フロリダ州のケネディ宇宙センター(AP=共同)
 月着陸船「レジリエンス」を搭載して打ち上げられるスペースXのロケット=15日、米フロリダ州のケネディ宇宙センター(AP=共同)

 宇宙企業ispace(アイスペース)は15日、月着陸船「レジリエンス(再起)」を米フロリダ州のケネディ宇宙センターからスペースXのロケットで打ち上げた。着陸は5月下旬から6月上旬の見通しで、成功すれば日本の民間企業では初となる。2023年4月に最初の機体では失敗しており、今回は再挑戦。

 着陸船は燃料を節約するための軌道を通る。最初は地球を周回し、月の重力を利用して加速する「スイングバイ」などを行いながら約4カ月半飛行する。月の北半球にある「氷の海」の中央付近で着陸に挑む。

 アイスペースが開発した小型探査車「テネシアス」の他、高砂熱学工業の水電解装置などを搭載している。

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