被災の能登、成人式に誓い 「いつか地元で活躍を」

共同通信 2025年1月12日 18:47
 石川県珠洲市の「二十歳のつどい」会場で記念撮影する参加者=12日午前
 石川県珠洲市の「二十歳のつどい」会場で記念撮影する参加者=12日午前

 能登半島地震や昨年9月の豪雨で大きな被害を受けた石川県輪島市と珠洲市で12日、成人式が開かれた。能登では二十歳になる前、多くの人が進学や就職のため地元を離れる。参加者は「いつか地元に戻って活躍したい」と誓いを新たにしていた。

 71人が参加した珠洲市の「二十歳のつどい」では、金沢市で料理人を目指し修業中の近江瑛太さん(20)があいさつ。「いつか珠洲で腕を振るえるよう、日々努力する」と宣言した。津幡町の石川高専で電気工学を学ぶ新谷歩未さん(20)は「これからの珠洲には若者のエネルギーが必要。アイデアで力になれれば」。珠洲市内の郵便局に勤める本宮魁斗さん(20)は「仕事を通して、心が痛む人の支えになりたい」と意気込んだ。

 輪島市の式典には、129人が出席。参加者でつくる実行委員会は「HOPE」をテーマに決めた。代表の大宮正晴さん(20)は「災害に苦しむ輪島で私たちが希望の光になれるようにと思いを込めた」と説明。大宮さんは高校卒業後に就職で県外へ出たが、故郷への思いが強くなり昨年4月、輪島市役所に就職した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧