ポーズ遊びで命守ろう 被災作家が低年齢向け絵本
地震が来たら動物に変身―。阪神大震災から30年となるのを前に、揺れから命を守る行動を学べる絵本「どうぶつポーズであそボウサイ」が、出版された。防災絵本は対象年齢が比較的高い作品が多い中、ポーズ遊びを取り入れて、2~3歳にも読み聞かせできるよう工夫を凝らした。
作者は神戸で震災を経験した金沢麻由子さん(43)。「被災者として、震災を知らない子どもたちに身を守る知恵を楽しく伝えたい」と話す。
揺れたときにきょろきょろと安全な場所を探す姿はウサギに、倒れそうな高い塀のそばから素早く離れる様子はチーターに見立て、7種の動物がかわいい絵柄で登場する。子どもが「へんしん!」とまねをして遊ぶ中で、身を守る六つの行動を自然と学べるよう仕立てた。
防災をテーマにした絵本を手がけてきた金沢さん。これまでの3冊はシリアスな物語で文字数も多く、絵本に最もなじみがある未就学の子どもに楽しんでもらうのが難しいとの思いがあった。このため、「普段の遊びの中で防災を学んでほしい」と制作を決めた。
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