NYで「渋滞税」の徴収始まる 米国初、負担増には根強い反対

共同通信 2025年1月5日 15:22
 米ニューヨーク・マンハッタン中心部の渋滞=4日(共同)
 米ニューヨーク・マンハッタン中心部の渋滞=4日(共同)
 交通量の多い米ニューヨーク・マンハッタン中心部=4日(共同)
 交通量の多い米ニューヨーク・マンハッタン中心部=4日(共同)

 【ニューヨーク共同】米ニューヨークで5日、マンハッタン中心部に乗り入れる車への「渋滞税」の徴収が始まった。慢性的な渋滞の解消と、交通インフラ改修の財源確保が目的。米国初の取り組みだが、市民の負担が増えるとの懸念から反対も根強い。

 トランプ次期大統領はニューヨークの競争力をそぐとして導入に反発しており、20日の大統領就任後に撤廃を試みる可能性がある。

 対象地域はタイムズスクエアやウォール街を含むマンハッタン中部から南部。日中、乗用車の乗り入れに9ドル(約1400円)、バスやトラックは14・40ドルを徴収する。午後9時から翌朝までは75%引きとなる。徴収は1日1回に限る。

 ニューヨーク州のホークル知事は昨年6月に予定されていた渋滞税導入をいったん見送った。11月の大統領選後に徴収額を15ドルから9ドルに下げ、実施を決定した。トランプ氏の就任前に導入する狙いがあったとみられる。

 州は対象地域内の交通量を1割程度減らせると試算。環境保護団体は、温室効果ガスの削減につながると歓迎する。

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