足湯にまきストーブであったか交流 芦北町営団地「友田団地」落成

熊本日日新聞 2024年12月20日 17:55
「友田団地」に設けられた足湯で温まる落成式出席者ら=19日、芦北町
「友田団地」に設けられた足湯で温まる落成式出席者ら=19日、芦北町

 芦北町湯浦地区に建設された町営優良賃貸住宅「友田団地」の落成式が19日、現地であった。くまもとアートポリス事業の一環。各戸に薪[まき]ストーブが置かれ、団地内には足湯も設けた。

 住民が安心して子どもを産み育てられる良質な住環境を提供する狙いで、2023年6月に着工した。事業費は土地代込みで9億711万円。木造2階建て8棟の計15戸を用意した。

 1戸当たりの延べ床面積は97・91平方メートルで、間取りは全て3LDK。町の木材をふんだんに使った。家賃は6万円。

薪ストーブが設置された「友田団地」=19日、芦北町
薪ストーブが設置された「友田団地」=19日、芦北町

 団地の近くには湯浦川が流れている。町は20年の熊本豪雨の経験を生かし、敷地を道路より1メートル高くし、バルコニーも2階に設けた。薪ストーブは電気や灯油などがなくても使える。

 源泉かけ流しの足湯は、入居者や地域住民の交流を促す狙いで、団地中央に設置された。既に全室入居者が決まっている。落成式には施工業者や入居者ら約60人が出席。参加者は式後、部屋を見学したり、足湯で温まったりしていた。(伊藤恩希)

芦北町湯浦地区に建設された優良賃貸住宅「友田団地」=19日、同町
芦北町湯浦地区に建設された優良賃貸住宅「友田団地」=19日、同町

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース