氷川町、旧氷川署跡地周辺に集合住宅を整備へ 子育て世代など呼び込み 27年6月の完成目指す
氷川町は同町宮原の旧氷川警察署跡地周辺に、鉄筋コンクリート8階建ての地域優良賃貸住宅(50戸)を整備する。子育て世代などを呼び込む狙い。2027年6月の完成を目指す。
敷地面積は6377平方メートルで、部屋のタイプは2DKや3DKなどを予定。100台分の駐車場と100平方メートルの駐輪場も設ける。家賃は6万6千円以内を想定している。住宅はJR有佐駅に近く、周辺にはコンビニや飲食店もある。
町は昨年9月と今年8月に周辺住民との意見交換会を開催。専門家の意見も踏まえ、9月までに整備計画を立てた。町が施設を所有し、民間が建設から管理、運営を担う「PFI-BTO方式」で、事業費は最大約18億円を見込む。用地は県などから取得済み。
今後、旧氷川警察署の施設解体を進め、本年度内に事業者からの提案を審査。来年9月から、選定された事業者による本格的な整備開始を目指す。
また、町は大野地区でも若者世代向けに50戸程度の宅地開発を進める。
町は「安心して子育てができる環境づくりを進め、定住・移住による人口増加につなげたい」としている。(上島諒)
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