JR九州社長、豊肥線沿線の不動産開発に意欲 熊本県菊陽町の区画整理事業で
JR九州の古宮洋二社長は23日の定例記者会見で、菊陽町が豊肥線沿いの約70ヘクタールで計画する土地区画整理事業について「さまざまな開発の話は聞いている。豊肥線沿線は攻めていきたい魅力的な場所の一つだ」と述べ、不動産開発に意欲を示した。
菊陽町は台湾積体電路製造(TSMC)の進出による人口増に対応するため、原水駅から2027年春開業予定の新駅までの北側を三つのエリアに分けて区画整理する計画。町は高層ホテルや商業施設、住宅やマンション、大学のサテライトキャンパスなどの整備や誘致を見据えている。
古宮社長は「豊肥線全体でわれわれがどのように開発に参画していくのかは大きなテーマだ」と言及。一方で、具体的なホテルやマンションの開発の可能性については「町が開発事業者を募集する前の段階だと認識している。JR九州としてどのような開発が可能かを勉強していく」と述べるにとどめた。(立石真一)
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