熊本・小国町「富くじ六花園」の木橋、20年ぶりお色直し 福岡大工学部社会デザイン工学科の学生ら修繕

熊本日日新聞 2024年10月22日 19:00
公園内の木橋を点検し、修繕した福岡大生たち=17日、小国町
公園内の木橋を点検し、修繕した福岡大生たち=17日、小国町

 熊本県小国町宮原の公園「富くじ六花園」で16、17日、福岡大工学部社会デザイン工学科の学生らが木橋の点検、修繕をした。20年ぶりのお色直しで、中心街にある憩いの場の小さな橋が、すっかりきれいになった。

 橋は静川の清流が注ぐ公園内の水辺の浮島に架かる。小国杉製の幅1メートル、長さ5メートルで、2004年11月に完成した。近くの「けやき水源」や「鏡ケ池」などの水神様巡りをする、観光客や地元住民らの散策コースになっている。

 同学科の渡辺浩教授(57)が熊本大在籍当時、町に依頼されて公園整備の企画・設計に参加。今回は、研究対象として思い入れのある木橋のメンテナンスを兼ね、学生4人を伴って実習に励んだ。

 学生たちは、はしご状に組まれた角材の状態を診断し、勾配を調整。表面を磨き上げ、黄土色の水性塗料を丁寧に塗った。実習の成果を論文にまとめる4年生は「公園を訪れる人たちの思い出の風景の一部になるとうれしい」と話した。(花木弘)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース