ペダルSUP、清流川辺川の新たなレジャーに 五木村観光情報センターが熊本県初導入 初心者でも操作簡単
五木村の清流川辺川で、スタンドアップパドルボード(SUP)にペダルをつけた新感覚の水上レジャー「ペダルSUP」が楽しめる。村観光情報センターによると、熊本県内初導入。村観光の軸である川辺川のレジャーに初心者向けの乗り物を採り入れ、さらなる集客につなげる狙いだ。
9月29日に無料の試乗会があり、小八重[こばえ]橋下の川辺川河畔には体験した人たちのはしゃぎ声が響いた。村在住の女性(38)は長男(8)と2人で乗った。「子どもと一緒に楽しめるのが素晴らしい」と笑顔だった。
ペダルを交互に踏むと、ボード裏のフィンが動く仕組み。右手のレバーで船尾のかじを動かして進行方向を変える。簡単な操作で楽しめる手軽さが売りだ。ハンドルをつかんでボードに乗るため、従来のSUPより安定感も増した。センター長の仮山常雄さん(59)は「水上レジャー初心者でも挑戦しやすいはず」。
導入済みのカヤックやSUPに加え、「他にない乗り物を」と導入。国の補助金を活用し、1艇45万円のボードを4台購入した。インストラクターの研修を受けたセンターの社員ら4人が説明する。
仮山さんは「ボードの上から川辺川や五木の山々を眺めて、自然保護について考えるきっかけにもしてほしい」と話している。
利用料は大人7700円、小学生以下は4400円で大人と相乗り。事前予約制。渓流ヴィラITSUKI☎0966(29)8055。(金村貫太)
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