イラン有力司令官が不明と報道 レバノンで、情報錯綜
【テヘラン共同】ロイター通信は6日、イラン革命防衛隊の精鋭、コッズ部隊のガアニ司令官が訪問先のレバノンの首都ベイルート南部で3~4日にあったイスラエル軍の空爆後に行方が分からなくなっていると報じた。イラン治安当局者2人の話としている。
一方、イランのファルス通信は7日、コッズ部隊幹部が「ガアニ氏は元気であり、任務で忙しい」と述べたと報じており、情報が錯綜している。
ガアニ氏は2020年1月にイラクの首都バグダッドで米軍に殺害されたソレイマニ司令官の後任。対外工作を取り仕切る重要人物がイスラエル軍の空爆で死亡していれば、イランが報復する可能性もある。
治安当局者によると、9月下旬にレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師がイスラエル軍によって殺害された後、ガアニ氏はレバノンを訪れた。
ヒズボラの次期指導者と目されていた最高幹部サフィエディン師を標的にしたとされるイスラエル軍の空爆が3~4日にあって以降、イランとヒズボラはガアニ氏と連絡が取れないという。
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