水俣高で米スタンフォード大のオンライン講座スタート 熊本初、全国10例目 30人が受講「国際的な視点養う」

熊本日日新聞 2024年9月21日 20:32
スタンフォード大専任講師によるオンライン講座を受講する水俣高の生徒や関係者=21日、水俣市
スタンフォード大専任講師によるオンライン講座を受講する水俣高の生徒や関係者=21日、水俣市

 水俣高生を対象にした米スタンフォード大専任講師によるオンライン講座の開講式が21日、水俣市の同高であり、受講生30人は新たな学びに期待を膨らませた。国際的な人材育成や学校の魅力向上を目的に、市が773万円をかけて開いた。熊本県内では初めてで、全国10例目。

 1~3年生を対象に来年3月まで、起業家精神や環境問題、日米関係などをテーマに計11回の講義を計画。生徒たちは英語の授業を聞き、討論も行う。講座の最後にはプレゼンテーションもあり、成績優秀者2人は同大を訪問する。

 式には同大のゲイリー・ムカイ教授がオンラインで出席。「好奇心や物事をさまざまな視点から見ることを大切にし、失敗を恐れないで」とエールを送った。普通科3年の女子生徒は「日米関係について理解を深めたい。熱い思いを持って将来の目標をかなえるため努力を重ねたい」。同科3年の男子生徒は「グローバルな視点で問題を捉え、解決策を模索する力を養い、異なる価値観を尊重する姿勢を学びたい」と抱負を述べた。

 この日は1回目の講義もあり、同大のナタリー・モンテシノ専任講師が来校し、今後の講義の流れなどを説明した。(伊藤恩希)

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