福島第1原発処理水「影響なし」 環境省、放射性物質測定
環境省は6日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出開始後、周辺の海水や水産物に含まれる放射性物質を1年間測定した結果について「人や環境への影響がないことを確認した」と総括し、同省の専門家会議で報告した。測定した海水中のトリチウム濃度は1リットル当たり最大5ベクレルで、世界保健機関(WHO)の飲料水基準1万ベクレルを大きく下回った。
同省によると、海水に含まれるトリチウムなど放射性物質計62種類の濃度は、いずれも検出下限値未満か過去の変動の範囲内だった。今後も測定を続ける方針。
東電は昨年8月に海洋放出を開始。これまでに8回、計約6万2600トンの処理水を放出した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
緊急連絡用の衛星電話故障 新潟・柏崎刈羽原発
共同通信 -
イルカの赤ちゃん味覚ある? 北大など、可能性示す研究
共同通信 -
AI友好国、東京で初の対面会合 2月末で調整、国際協調へ
共同通信 -
和歌山で民間発射場見学ツアー 串本町、2月に一般向け初
共同通信 -
2400天体、新装置で同時観測 米ハワイ島のすばる望遠鏡
共同通信 -
原発事故、退避中に換気大丈夫? 疑問解消へ実証試験開始
共同通信 -
北極海氷下の蓄熱1・8倍 20年間で、流入水温上昇
共同通信 -
“絶滅”イモリ再発見、渥美半島 50年ぶり愛知・豊橋で
共同通信 -
原電、追加調査に「2年以上」 敦賀2号機で社長が見通し
共同通信 -
24年の世界平均気温、過去最高 15度超、パリ協定の目標危機に
共同通信