牛げっぷのメタン98%減 赤い藻混ぜた飼料開発

共同通信 2024年8月23日 17:48
 高知大で培養中のカギケノリ
 高知大で培養中のカギケノリ

 高知大発ベンチャーのサンシキ(東京)が「カギケノリ」と呼ばれる赤い藻を混ぜた飼料の商品化に向け開発を進めている。牛のげっぷから排出されるメタンを最大98%削減する効果が期待でき、高知大が培養技術を確立した。代表の久保田遼さん(29)は「海藻はいろいろな種類があって面白い。日本には良い技術があるので世界に出していきたい」と語る。

 サンシキによると、メタンの温室効果はCO2の約28倍。牛などの反すう家畜によるメタンの総排出量はCO2換算で世界の約5%を占める。海外の研究ではカギケノリを牛に食べさせると、メタンを最大98%削減する結果が報告されているが、効率的な培養は難しかった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧