原発事故被災者ら「あり得ない」 デブリ採取中断、東電が陳謝

共同通信 2024年8月22日 19:42
 東京電力の福島第1原発2号機。溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しは準備作業段階で中断された=22日午後(共同通信社ヘリから)
 東京電力の福島第1原発2号機。溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しは準備作業段階で中断された=22日午後(共同通信社ヘリから)

 「何やってんだ」「あり得ない」。東京電力が22日、装置の部品を取り付ける順番を間違えるという単純ミスで福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出し作業を中断すると、福島県内の原発事故被災者や漁業者から批判の声が相次いだ。

 「本日はお騒がせ、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした」。状況説明のため福島県庁を訪れた東電の高松樹執行役員は県幹部らに陳謝した。県側が作業現場での確認手順などについて質問したが、東電側は「詳細は確認中」と繰り返した。県危機管理部の伊藤繁政策監は「人為的かつ初歩的なミス」と指摘し、原因究明や再発防止を求める申し入れ書を東電側に手渡した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧