輪島市で水陸両用の作業車が活躍 隆起した漁港復旧、海中自在に
![能登半島地震で海底が隆起した石川県輪島市の赤神漁港で、土砂をさらう「しゅんせつ」作業を行う水陸両用のショベルカー(左)とダンプカー=5日](/sites/default/files/images/newspack/2024-08PN2024081301001219.-.-.CI0003.jpg)
能登半島地震で海底が隆起して船が出港できなくなった石川県輪島市の漁港復旧工事で、全国的にも珍しい水陸両用のショベルカーとダンプカーが活躍している。海中を自在に動いて底の土砂を掘り進めることが可能。通常の方法より手間がかからず、復旧も早まると地元は期待を寄せる。
建設機械大手コマツと青木あすなろ建設が開発。海底が隆起した輪島市門前町の漁港2カ所の土砂をさらう「しゅんせつ」作業に投入している。
赤神漁港では海底が1メートルほど隆起して水深が浅くなり、漁船が港を使えなくなった。市が発注した応急復旧工事では、ショベルカーで海底の土砂を掘り起こし、ダンプカーで陸上の仮置き場に運ぶ。
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