震源域で異常観測されず 南海トラフ、備え継続を
気象庁は13日、宮崎県で震度6弱を観測した8日以降、南海トラフ巨大地震の兆候の可能性がある地震活動や地殻の異常は、想定震源域周辺で観測されていないと明らかにした。臨時情報(巨大地震注意)の発表から15日で1週間。異常な現象がなければ、政府による通常より警戒度の高い防災対応の呼びかけが終わる見通しだ。非常持ち出し品の準備や家具の転倒防止など、日頃からの備えを改めて求める。
内閣府によると、政府の呼びかけは、地震で強い揺れや高い津波が予想される29都府県707市町村を対象に地震発生時すぐに避難するために、備えるよう要請していた。終了の午後5時は、政府の基本計画が、臨時情報のきっかけとなった地震発生から168時間経過した以降の正時までとしていることに基づく。
気象庁の観測では、6弱の地震以降、13日正午までに震度1以上の地震が6弱を含めて24回発生。いずれも日向灘の震源域や周辺が震源だった。
日別では、8日が8回、9日11回、10日と11日は各2回、12日1回。13日は正午まで観測されなかった。
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