技術一般職、初の定員割れ 国家公務員、合格者17%減

共同通信 2024年8月13日 10:57
 霞が関の官庁街
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 人事院は13日、国の政策運用を担う国家公務員一般職(大卒程度)の2024年度採用試験の合格者を発表した。土木や機械といった分野を学び、インフラ整備などに当たる技術系の合格者数は前年度から17・3%減り1482人。現在の試験制度となった12年度以降で初めて採用予定数(1542人)を下回った。人手不足で民間企業が採用を増やしていることや、長時間労働を背景とする国家公務員離れが影響したとみられる。

 地域別に採用され事務処理などを担う行政系を含む一般職全体の合格者数は前年度比8・6%減の7557人。女性合格者数は3250人で、全体に占める割合は過去最高の43・0%に上った。

 技術系はデジタル政策や研究開発、災害時のインフラ復旧といった仕事もある。幹部候補として政策を企画立案する総合職に対し「ノンキャリア」と呼ばれる。

 技術系一般職の申込者数は3520人で過去最も少なく、倍率は2・4倍だった。9種類ある試験区分のうち「土木」「化学」「デジタル・電気・電子」「機械」「建築」の五つで合格者数が採用予定数を下回った。

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