重過失致死罪で清掃員起訴 大阪・西成の集合住宅放火
大阪市西成区の集合住宅に火を付けて住人女性を死亡させたとして、大阪地検は31日、現住建造物等放火と重過失致死の罪で、清掃員新居田信善容疑者(60)=同区=を起訴した。殺人容疑で逮捕されていたが、地検は重過失致死罪を適用した。証拠内容を評価したとしている。認否は明らかにしていない。
起訴状などによると、6月9日、集合住宅1階に2度、火を付けた紙を投入。2階に住む牧田奈々絵さん(48)を一酸化炭素(CO)中毒に陥らせることは容易に予測できたのに、放火を慎む注意義務を怠る重大な過失により、急性一酸化炭素中毒で死亡させたとしている。
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