植物由来の太平燕、新たな名物に 熊本市の老舗「紅蘭亭」が開発 8月1日からインスタント販売
熊本市中央区の老舗中華料理店「紅蘭亭」が、植物由来の食材のみを使った太平燕[タイピーエン]を開発した。8月1日から下通本店でインスタントタイプを販売する。開発に携わった同店の葉山明日香・営業課長(35)は「野菜中心の食事を取る人も、そうではない人にも楽しんでほしい。新しい熊本名物として定着させたい」と意気込む。
訪日客の増加や多様な食習慣に対応しようと、創業90周年企画として考案。店の定番メニューで、緑豆原料の春雨が中心素材の太平燕を選んだ。
鶏がらと豚骨ベースのスープを、昆布やニンジン、ハクサイから抽出したエキス、トマトピューレなどで再現。野菜由来の甘みが口に広がり、ユズの風味も感じられる。葉山課長は「おいしいスープに仕上がった」と自信を見せる。具材はキャベツやシイタケなどに加え、海鮮などの代用として強い豆乳の香りが特徴の湯葉を使う。
7月中旬にブラジルであった日本文化を紹介する催しで、植物由来の太平燕を初めて提供。現地でも好評だったという。
1箱2食入り1296円。(米本充宏)
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