キーシン氏「スパイ」指定 ロシア著名ピアニスト

共同通信 2024年7月20日 08:33
 モスクワで、コンサートのリハーサルで演奏するロシアのピアニスト、エフゲニー・キーシン氏(左)=2009年5月(タス=共同)
 モスクワで、コンサートのリハーサルで演奏するロシアのピアニスト、エフゲニー・キーシン氏(左)=2009年5月(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシア法務省は19日、ロシアのウクライナ侵攻に反対したなどとして、世界的に著名なロシアのピアニスト、エフゲニー・キーシン氏(52)をスパイとほぼ同義の「外国のエージェント(代理人)」に指定したと発表した。

 法務省はキーシン氏が「ウクライナ軍への送金を含め、同国軍を支援する資金集めの行事に参加した」などと指摘した。

 ロシアメディアによると、10代半ばから世界で演奏活動を続けるキーシン氏は1990年代から海外を拠点に活動し、ロシア以外に英国とイスラエルの国籍も所持。2016年からはチェコの首都プラハに在住する。1986年に15歳で初来日した際には一大ブームを巻き起こした。

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