米国務長官「ガザ停戦近い」 最後が難関との指摘も

共同通信 2024年7月20日 05:27
 5月、イスラエルのネタニヤフ首相(右)と握手するブリンケン米国務長官=エルサレム(イスラエル政府提供・共同)
 5月、イスラエルのネタニヤフ首相(右)と握手するブリンケン米国務長官=エルサレム(イスラエル政府提供・共同)

 【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は19日、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉について「ゴールラインに向かって進んでいる」と述べ、イスラエルとハマスの合意が近いとの認識を示した。同時に解決すべき問題が残っているとも指摘。アメリカンフットボールに例え、ゴールまでの「最後の10ヤード(約9メートル)が最も難しい」とした。

 シンクタンク、アスペン研究所がコロラド州で開いたフォーラムで語った。イスラエルのネタニヤフ首相は24日の米議会演説に合わせてワシントンを訪れ、バイデン大統領と会談する見通し。会談では停戦交渉や停戦後のガザ統治計画などが議題になる。ブリンケン氏は「ガザの統治や安全保障、人道支援再建のための計画を持つことが重要だ」と強調した。

 イスラエルメディアは19日、ハレビ軍参謀総長が18日夜の会議でガザの停戦交渉を進めるようネタニヤフ氏に訴えたと伝えた。軍事作戦の長期化に不満を持つ軍と、連立政権を組む対パレスチナ強硬派の極右政党に配慮し戦闘継続を主張するネタニヤフ氏の間には意見の相違があるとされる。

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