児相での性被害、賠償命令 栃木県に110万円、宇都宮地裁

共同通信 2024年6月28日 17:56

 宇都宮市の児童相談所に一時保護中、所内で小学生男児(当時)からわいせつ行為をされた女子中学生(同)が、児相側に注意義務違反があったとして、設置者の栃木県に慰謝料など330万円を求めた訴訟の判決で、宇都宮地裁は28日、110万円の支払いを命じた。

 判決理由で本多哲哉裁判長は、わいせつ行為は予見でき、男児の動静を認識する措置が講じられていなかったと指摘。「被害の精神的苦痛は大きい」とした。

 原告側は、男児を常時監視する義務もあったと主張したが、児相の職員や児童の数を考慮し、認めなかった。

 判決によると、19年3月、中学生は男児に呼び出され、職員用トイレの個室で体を触られるなどした。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧