ウクライナ加盟交渉開始 EU、戦闘で長期化必至
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は25日、ロシアの侵攻を受けるウクライナと加盟交渉を開始した。ウクライナは悲願の加盟へ大きな一歩を踏み出すが、ロシアとの激しい戦闘が続く中で、交渉の長期化は必至とみられる。加盟には全27加盟国の承認が必要で、1国でも反対すれば実現しないことも厳しいハードルとなる。
EUとウクライナは加盟交渉の最初の会合をルクセンブルクで開き、EU側は交渉の枠組みを提示。これに引き続きEUは、ウクライナの隣国で同じく旧ソ連のモルドバとも加盟交渉を始める。
ウクライナのシュミハリ首相は会合にオンラインで参加し「ウクライナとEUの新たな章の始まりだ」と強調した。EUのミシェル大統領は会合に先立ち「ウクライナとモルドバは厳格な基準を満たすため、腐敗と闘い、経済的安定を高める必要がある」との声明を発表した。
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナを影響下に保とうと、EUへの接近阻止を図ってきた。2014年にウクライナの親ロ政権が市民らのデモで崩壊すると、南部クリミア半島を併合。東部では親ロ派武装勢力と政府軍の紛争が始まった。
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