エネルギー改革の進展鈍化 世界経済フォーラムが調査報告書
![ストックホルム市とエネルギー会社が運営するバイオマス発電所=2018年3月、ストックホルム(共同)](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024062301000517.-.-.CI0003.jpg)
![各国のエネルギー転換指標ランキング](/sites/default/files/images/newspack/2024-06PN2024062301000643.-.-.CI0003.jpg)
環境に配慮した再生可能エネルギーの拡大や、誰もが入手できるエネルギー供給に向けた世界の動きに進展はあるものの、そのペースは大きく鈍っているとする世界の「エネルギー転換」に関する調査報告書を、国際シンクタンクの世界経済フォーラム(WEF)が23日までにまとめた。
世界120カ国のエネルギー転換を数値化したランキングではスウェーデンが1位。デンマーク、フィンランドが続き、再エネの導入やエネルギーの効率的利用が進む北欧諸国が上位を占めた。日本は26位とフランスやドイツ、米国、英国などに後れを取っただけでなく、再エネへの投資が進む中国やブラジルより順位が低かった。
WEFのチームは、脱化石燃料のための再エネ拡大や省エネの進展のほか、各国の政策や投資、公平なエネルギー利用ができているかなど46の指標をもとにエネルギー転換の度合いを数値化。進展を毎年、評価している。
日本は再エネの導入が欧州諸国に比べて遅れ、輸入資源に依存した結果、エネルギー価格が高騰したことなどから評価が低かった。
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