高速炉開発、原子力機構に新組織 もんじゅ後継、実現目指す

共同通信 2024年6月19日 17:41
 日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ=2023年、福井県敦賀市
 日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ=2023年、福井県敦賀市

 経済産業省は19日、次世代型原発と位置付ける高速炉の研究開発を担う新たな組織を、日本原子力研究開発機構に7月1日付で設置することを決めた。廃炉になった原型炉もんじゅ(福井県)の後継となる実証炉の実現を目指す。大手電力各社も担当者を新組織に派遣する。

 新組織は新たな高速炉に用いる核燃料技術を2026年度ごろに選定する。原子力規制委員会の審査手続きや、米国やフランスとの共同研究にも取り組む。経産省は既に、新型炉の概念設計を担う中核企業として三菱重工業を選定。28年度ごろに設計の詳細化や許認可手続きへ進むかどうかを判断し、40年代の運転開始を目指す。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧