新紙幣に世界初技術、角度によって向きが… 肖像に選ばれるのはどんな人? 古いお札も今まで通り使えます 柴三郎は「きたさと」?「きたざと」?【まね得 間もなく登場 新紙幣編】

熊本日日新聞 2024年6月28日 05:00

 7月に20年ぶりとなる新紙幣が登場します。新しいお札には偽造防止のため世界初となる技術も採用され、お札の顔には実業家の渋沢栄一、教育家の津田梅子、細菌学者の北里柴三郎が選ばれました。日本におけるお札の歴史って? お札の肖像に選ばれるのはどんな人? お札の〝寿命〟ってどれくらい? 北里柴三郎は「きたさと」「きたざと」どっち? お札にまつわるミニ知識を学びましょう。(太路秀紀)

間もなく登場 新紙幣① 「諭吉さま」が「栄一さま」に

新紙幣に世界初技術、角度によって向きが… 肖像に選ばれるのはどんな人? 古いお札も今まで通り使えます 柴三郎は「きたさと」?「きたざと」?【まね得 間もなく登場 新紙幣編】

 7月3日に新しいお札、新紙幣が発行されます。今後は「諭吉さま」が「栄一さま」に変わります。1万円札の肖像は福沢諭吉から渋沢栄一にチェンジです。

 お札は正式には「日本銀行券」。お札の発行元は政府ではなく日本銀行です。お札を製造する国立印刷局の了解を得て入手した新1万円札の見本画像を載せていますので見てください。肖像のある表面に押された印章は日銀総裁のもので「総裁之印」と描かれています。ちなみに裏は日銀でお札の発行や回収を担当する発券局長の印章です。

 新紙幣の発行は2004年以来20年ぶり。デザインを刷新するのは偽造防止が主な目的で、新紙幣には世界のお札で初めてとなる技術が採用されています。3Dで表現された肖像が回転する技術です。表面の左上に位置している少し小さめの渋沢栄一の向きが、角度によって変わります。

残り 2210字(全文 2786字)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース