新紙幣に世界初技術、角度によって向きが… 肖像に選ばれるのはどんな人? 古いお札も今まで通り使えます 柴三郎は「きたさと」?「きたざと」?【まね得 間もなく登場 新紙幣編】
7月に20年ぶりとなる新紙幣が登場します。新しいお札には偽造防止のため世界初となる技術も採用され、お札の顔には実業家の渋沢栄一、教育家の津田梅子、細菌学者の北里柴三郎が選ばれました。日本におけるお札の歴史って? お札の肖像に選ばれるのはどんな人? お札の〝寿命〟ってどれくらい? 北里柴三郎は「きたさと」「きたざと」どっち? お札にまつわるミニ知識を学びましょう。(太路秀紀)
間もなく登場 新紙幣① 「諭吉さま」が「栄一さま」に
7月3日に新しいお札、新紙幣が発行されます。今後は「諭吉さま」が「栄一さま」に変わります。1万円札の肖像は福沢諭吉から渋沢栄一にチェンジです。
お札は正式には「日本銀行券」。お札の発行元は政府ではなく日本銀行です。お札を製造する国立印刷局の了解を得て入手した新1万円札の見本画像を載せていますので見てください。肖像のある表面に押された印章は日銀総裁のもので「総裁之印」と描かれています。ちなみに裏は日銀でお札の発行や回収を担当する発券局長の印章です。
新紙幣の発行は2004年以来20年ぶり。デザインを刷新するのは偽造防止が主な目的で、新紙幣には世界のお札で初めてとなる技術が採用されています。3Dで表現された肖像が回転する技術です。表面の左上に位置している少し小さめの渋沢栄一の向きが、角度によって変わります。
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