【年末回顧くまもと2024】③水俣病患者らの発言遮断 環境省、被害に耳傾けず…根強い不信、遠い信頼回復

熊本日日新聞 2024年12月21日 22:40
水俣病関係団体との懇談を終え、足早に退室する伊藤信太郎環境相(中央)。右端は進行を担った環境省特殊疾病対策室の木内哲平室長(肩書はいずれも当時)=5月1日、水俣市

 「被害者の声を聞かず、水俣病は終わったとする国や熊本県の姿勢は今も変わっていない」。水俣病被害者・支援者連絡会の山下善寛代表代行(84)は年の瀬を迎え、半年以上たっても冷めない憤りを口にした。  水俣病の公式確認から68年を迎えた5月1...

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