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新NISAに高い関心 分散、積立、長期… 投資のリスクを抑えるには?【まね得 新NISAと投資・前編】

熊本日日新聞 2024年1月19日 06:01

 今回は新NISAと投資の基本について学びましょう。一部は財務省九州財務局に監修をお願いしました。(太路秀紀)

 

新NISAと投資① 非課税になる特別な〝財布〟

新NISAに高い関心 分散、積立、長期… 投資のリスクを抑えるには?【まね得 新NISAと投資・前編】

 お金に関してどんなテーマに興味があるかを熊日ID会員に尋ねたところ、約400人の回答者の半数近くが新NISA(ニーサ)を挙げました。今回から新NISAと投資の基本を学びます。

 NISAは「少額投資非課税制度」の愛称です。従来あった一般NISAとつみたてNISAを抜本的に拡充して、ずーっと続く制度にしたのが今年始まった新NISAです。

 新NISAのイメージは、投資の利益に本来かかる約20%の税金が無税となる特別な〝財布〟を1人が一つ、生涯持ち続けられる制度です。財布には最大1800万円分の金融商品が入ります。利用する年の1月1日時点で18歳以上の、国内居住者らが財布を持つことができます。

 NISAのNはニッポンのN。ISAは「Individual Savings Account=個人貯蓄口座」。1999年に英国で導入されたISAをモデルにした日本版ISAがNISAです。

 英国ではかつて、国民の低い貯蓄率が課題になっていました。そこで預金や株式、投資信託などを対象に非課税口座制度を設け、後に恒久化しました。英国家庭の金融資産は運用益もあり、2倍超に増えています。(九州財務局監修)

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