節税効果高いiDeCo(イデコ) 長期投資向き「若い人も知って」 管理手数料に注意 リスクとリターンはバランスを【まね得 iDeCo編】

熊本日日新聞 2024年3月1日 06:01

 老後資金に備えるための私的年金制度の一つにiDeCo(イデコ)という制度があります。この制度、税金を節約する効果が高いので、ぜひ多くの人に知ってもらいたい制度です。ただし、利用する上でいくつか注意してほしい点もあるので、今回の記事で紹介します。(太路秀紀)

 

iDeCo① 節税効果が高い私的年金

節税効果高いiDeCo(イデコ) 長期投資向き「若い人も知って」 管理手数料に注意 リスクとリターンはバランスを【まね得 iDeCo編】

 老後資金に備えるなら、新NISAとともに利用を考えたい制度があります。「個人型確定拠出年金」、愛称iDeCo(イデコ)です。公的年金に上乗せする私的年金の制度です。

 最大のポイントは税金の優遇による節税効果が高いこと。特に自営業者やフリーランスなど、公的年金の第1号被保険者には加入の検討をお勧めします。公務員も掛け金の上限額は抑えられますが、アリです。「自分で蓄えるのは苦手」という若い人にも知ってほしい制度です。

 iDeCoを利用できるのは20歳以上65歳未満で、公的年金の保険料を納めている人です。金融機関を選んで専用口座を開き、毎月掛け金を払って(年払いもあります)自分で選んだ金融商品に投資します。受け取れる年金は運用成績によって変わります。開設できるのは1人1口座。金融機関によって投資できる商品や管理手数料が違うので、金融機関選びが重要になります。

 新NISAと大きく異なる点は、蓄えた年金資産は原則60歳になるまで引き出せないこと。時期がくるまで〝壊せない貯金箱〟に入れて、年金資産を増やしていくイメージです。

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