新阿蘇大橋が開通、観光復興へ大きく前進

熊本日日新聞 | 2021年03月07日 19:50

テープカットとくす玉割りで開通を祝う関係者=7日午後0時10分ごろ、南阿蘇村(高見伸)

 2016年4月の熊本地震で崩落した阿蘇大橋に替わる国道325号新阿蘇大橋(南阿蘇村)が7日、開通した。昨年10月に復旧した国道57号から南郷谷へ向かう玄関口が、4年11カ月ぶりに復活。被災した阿蘇地域の幹線道路の復旧はすべて完了し、地域の観光復興へ大きく前進した。

 熊本都市圏と阿蘇地域をつなぐ主要交通インフラでは、昨年8月のJR豊肥線、同10月の国道57号現道と地震に伴い新設された北側復旧道路に続く復旧。残る工事は、23年夏の全線再開を目指す第三セクターの南阿蘇鉄道のみとなった。

 この日、新阿蘇大橋のたもとの駐車場(同村河陽)で約50人が出席して開通式があり、赤羽一嘉国土交通大臣が「関係者のおかげで無事故で開通を迎えられた。交流人口の増加や地方創生に期待したい」、蒲島郁夫知事は「開通効果を最大限生かして、九州観光の要である阿蘇の復興を推し進める」とそれぞれあいさつ。テープカット後、通り初めして完成を祝った。午後3時に一般車両の通行が始まり、早速多くの車が行き交った。

 新大橋は旧橋の約600メートル下流に建設され、片側1車線の全長525メートル。黒川をまたぎ、南阿蘇村の立野と河陽を結ぶ。工事は16年11月に着手し、24時間態勢の施工などで工期を大幅に短縮した。総事業費は約160億円。(上杉勇太)

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