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大友宗麟の三男・松野半斎の生涯 家存続と信仰の間で揺れる <細川キリシタン群像/稲葉継陽⑮>

熊本日日新聞 2024年3月20日 06:05
黒田角太夫という武士が寛永15(1638)年の6月9日付で部隊長の清田石見守に提出した証明書。2月27日に原城三の丸浜手の門を入ってから本丸乗り入れまで松野半斎と一緒だったことは紛れもない事実だ、と明記している。(熊本大付属図書館所蔵松井家文書)

 寛永15(1638)年2月27日の日暮れ、原城本丸一番乗りを果たした細川軍のうちに、70歳過ぎの一人の老兵がいた。彼は同日午後に原城三の丸の浜手の門から城内に乗り込んで二の丸まで行き、そこから海際に降りて進み、夕刻、本丸内に這[は]い上が...

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