「上げ馬神事」今年も5月に開催 虐待批判に跳び越える土壁撤去
![2メートルの土壁が撤去され、緩やかな傾斜になった坂=22日午後、三重県桑名市](/sites/default/files/images/newspack/2024-02PN2024022201002060.-.-.CI0003.jpg)
三重県桑名市の多度大社で毎年5月に行われ、動物虐待に当たるとの批判もある伝統行事「上げ馬神事」について、大社側が22日、今年も5月4、5日に開催すると発表した。馬が跳び越える2mの土壁を完全になくすなど大幅な改善策を実施する。平野直裕権宮司は22日の記者会見で「ちゅうちょなく改善し時代に合った神事にしていく」と話した。
大社側は昨年10月以降、馬術の専門家や獣医師などによる第三者委員会を設け、馬の取り扱いなどを検討。訓練期間が1カ月と短い中で2mの土壁を越えさせようと、馬を興奮させるためにたたく威嚇行為につながったと指摘し、動物福祉に配慮した祭事にするため、壁の撤去が不可欠と結論付けた。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧-
65年経て「幻の花」開花 リュウゼツラン、茨城で
共同通信 -
国家公務員、一般職の月給増額へ 優秀な職員のボーナス拡充
共同通信 -
1万1610事業所で違法残業 厚労省、23年度集計
共同通信 -
置き配ポイント付与、10月開始 政府、10年後に自動物流道路も
共同通信 -
ふるさと納税、初の1兆円超え 利用者、過去最多1千万人規模に
共同通信 -
佐渡金山、27日にも登録審査 ユネスコ世界遺産委員会
共同通信 -
ふるさと納税、初の1兆円
共同通信 -
日本人、過去最大の86万人減 少子化を反映、東京のみ微増
共同通信 -
日本人、過去最大86万人減
共同通信 -
先が見通せるお守りが人気 堺市の大鳥大社、コロナ禍で誕生
共同通信