ふるさと納税、初の1兆円超え 利用者、過去最多1千万人規模に
![ふるさと納税の寄付額の推移](/sites/default/files/images/newspack/2024-07PN2024072501001503.-.-.CI0003.jpg)
![総務省=東京・霞が関](/sites/default/files/images/newspack/2024-07PN2024072501001332.-.-.CI0003.jpg)
ふるさと納税制度による寄付総額が2023年度に初めて1兆円を超えたことが25日、分かった。寄付で居住自治体の住民税が軽減される利用者も増加し、過去最多の1千万人規模に達する見通し。返礼品の品目充実や、仲介サイトによる特典ポイントが寄付を後押しする形となっている。物価高騰下の節約志向も追い風となった。総務省が来週にも自治体別の寄付額を含めて集計を公表する。
特典ポイントに関して総務省は「本来の趣旨とずれ、過熱している」と指摘。来年10月からポイントを付与する仲介サイトの利用を自治体に禁じる方針で、寄付の動向に影響する可能性もある。
返礼品は和牛や海産物、果物などが人気で、自治体も寄付獲得を目指して品目を拡充している。仲介サイトの運営業者によると、物価高が続く中、近年は日用品を選ぶ利用者も増えている。
ふるさと納税制度が始まった08年度の寄付総額は81億円だったが、寄付上限の引き上げなどで人気が集まり、18年度に5千億円を突破。22年度は9654億円だった。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧-
国家公務員、一般職の月給増額へ 優秀な職員のボーナス拡充
共同通信 -
1万1610事業所で違法残業 厚労省、23年度集計
共同通信 -
置き配ポイント付与、10月開始 政府、10年後に自動物流道路も
共同通信 -
佐渡金山、27日にも登録審査 ユネスコ世界遺産委員会
共同通信 -
ふるさと納税、初の1兆円
共同通信 -
日本人、過去最大の86万人減 少子化を反映、東京のみ微増
共同通信 -
日本人、過去最大86万人減
共同通信 -
先が見通せるお守りが人気 堺市の大鳥大社、コロナ禍で誕生
共同通信 -
500系新幹線、27年に引退 「ロングノーズ」、JR西日本
共同通信 -
能登の復興に願い込め七夕飾り 仙台で展示、被災地へ思い
共同通信