宮崎芋焼酎の味わいを「可視化」 マップ作成、ファン獲得へ

共同通信 2024年2月21日 05:42
 宮崎県が作成した「宮崎本格焼酎味わいマップ」(宮崎県提供)
 宮崎県が作成した「宮崎本格焼酎味わいマップ」(宮崎県提供)
 「宮崎本格焼酎味わいマップ」が掲示された宮崎県の物産館=19日、宮崎市
 「宮崎本格焼酎味わいマップ」が掲示された宮崎県の物産館=19日、宮崎市

 宮崎県は、県内の27蔵元で造られる芋焼酎74銘柄の風味を可視化した「宮崎本格焼酎味わいマップ」を作成した。都道府県が特徴を視覚化する取り組みは日本酒などで同様の事例があるが、宮崎県によると、焼酎は全国初。担当者は「飲んでいなかった人に、親しんでもらうきっかけに」と、若年層など新たなファン獲得を期待する。

 県食品開発センターが、香りに影響を与える成分の分析や焼酎鑑評会での評価を基に「芳醇」「華やか」「すっきり」「和」の四つの味わいに分類した。「芳醇」はバナナやリンゴのような香りが強く深い甘みがあり、「華やか」はかんきつ類や花に似た香りが強い。

 焼酎の造り手からも歓迎の声が上がる。県酒造組合会長で京屋酒造(日南市)社長の渡辺真一郎さん(75)は「ひとえに焼酎と言っても、銘柄によって多様な風味や味わいがあることを、視覚的に訴えられる」と語る。客観的なデータに基づいているため、営業でも使えるとみる。

 マップを参考に、飲食店がさまざまな銘柄を提供することにも期待する。「飲食店でお気に入りの焼酎に出合ってもらい、個人消費につながればいい」と話した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧