丸小ホテル、2月末で閉館 熊本市上通町、創業133年 コロナ禍と老朽化で

熊本日日新聞 | 2021年02月26日 00:00

2月末で営業を終える丸小ホテル=熊本市中央区

 熊本市中央区上通町の丸小ホテルが2月末で営業を終了する。新型コロナウイルスの影響で宿泊客数が落ち込むとともに、施設の老朽化が進んだため。今後、建物と敷地(約1400平方メートル)をどうするかは検討中。

 同ホテルは1888年、丸小旅館として創業。熊本市内の旅館では最も古いとされ、長く関東からの修学旅行や社員旅行などの団体客を受け入れ、にぎわってきた。ピーク時の年間売り上げは約5億円だった。

 その後は団体旅行が減少。それに伴い宿泊客が減少傾向にあったが、熊本地震後は復興に携わる工事関係者やインバウンド(外国人観光客)の増加で持ち直していたという。

 小山真司社長(55)は「昨年度までは宿泊客が増えていたが、コロナ禍以降、大きく減った」と説明。売り上げも前年度に比べ2割以下となり、築35年の建物の老朽化も進んでいることから、新規の投資はせず、営業終了を決めた。約10人の正社員は解雇する。

 小山社長は5代目。「初代から130年以上苦労して築き上げてきた歴史を自分の代で終わらせてしまう」と苦渋の表情だが、運営会社は存続し「新たな事業を模索する」としている。(丸山伸太郎)

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