青森のナマコ漁、見送りを要請 県漁連、中国の禁輸受け
![処理水の海洋放出が始まった東京電力福島第1原発=8月24日](/sites/default/files/images/newspack/2023-09PN2023092801000683.-.-.CI0003.jpg)
東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、中国が日本産水産物を禁輸としたことを受け、青森県漁業協同組合連合会が10月のナマコ漁を見送るよう県内の各漁協に要請したことが28日、分かった。水揚げしても買い手がなく大きな値崩れが見込まれることなどを踏まえた。
県漁連によると、値崩れへの警戒に加え、東電との賠償交渉の窓口を県漁連で一本化するため、県内で足並みをそろえる必要があると判断した。ただ10月の漁解禁に向けて準備していた一部の漁協からは異論もあり、要請にとどめた。
県内でナマコ漁が本格化するのは冬場といい、11月以降の対応は今後検討する。
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