帰還困難区域に風力発電所、福島 来春の避難指示解除を目指す
![風力発電所用地の避難解除に向けた住民説明会であいさつする福島県葛尾村の篠木弘村長=28日午前、葛尾村](/sites/default/files/images/newspack/2024-07PN2024072801000702.-.-.CI0003.jpg)
東京電力福島第1原発事故により、今も大部分が帰還困難区域の福島県葛尾村野行地区に風力発電所を建設する計画について、国や村、風力発電2社が28日、用地の避難解除に向けた住民説明会を開いた。帰還困難区域の約17・5ヘクタールに風力発電所を建設中で、稼働に向けて来年春ごろの避難指示解除を目指す。
村などによると、解除を目指すのは、帰還困難区域のうち22年6月に避難指示が解除された特定復興再生拠点区域(復興拠点)約95ヘクタールに入らなかった国有林が広がる場所。木々の伐採などによる線量低減や非居住を条件とした特例を用い、野行地区を中心に帰還困難区域内に計17基の風車を建設する。
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