熊本県独自の緊急事態宣言解除 繁華街で期待と警戒、交錯

熊本日日新聞 | 2021年2月19日 12:00

県独自の緊急事態宣言が解除された18日、下通アーケードを歩く買い物客ら=午後6時ごろ、熊本市中央区

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため1月14日に発令された熊本県独自の緊急事態宣言が解除された18日、熊本市中央区の繁華街では、店の売り上げ回復を期待したり、宣言の効果を実感したりして喜ぶ声と、感染拡大の再燃を懸念する声が交錯した。

 上通アーケードのカフェを友人と訪れようとした熊本市南区の専門学生、大平香奈さん(20)は「感染が減って過ごしやすくなってうれしい。他の友達とも食事したいが、感染対策はしっかりしないと」と喜んだ。

 18日に特別公開が再開された熊本城を訪れるため、4歳の孫と新市街アーケードを歩いていた熊本市東区の主婦田中初江さん(65)は「1日当たりの感染確認もだいぶ減り、ほっとした」と安堵[あんど]。「人が密集しない郊外の観光地などに孫を連れて行きたい」と笑顔を見せた。

 繁華街の飲食店などを営業で回っていた西原村の会社員、三谷陽太郎さん(35)は、同居する母の持病を気遣って、「不要な外出はなるべく自粛したい。感染拡大はまたいつ起きてもおかしくない」と警戒した。

 熊本市中心部の酒類提供店への午後10時までの時短要請も解除されたが、同市中央区花畑町の中華料理店「ジャン・ジャン・ゴー」は18日も営業は午後10時まで。従業員の渡慶次和也さん(38)は「予約は先週末より数件増えたが楽観できない。客足の回復に合わせて営業時間は考える」と冷静に見通した。(田中慎太朗、堀江利雅)

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