飼育ライチョウ、中央アルプスへ 動物園から3羽、繁殖せず放鳥
栃木県と長野県の動物園で飼育していた特別天然記念物で絶滅危惧種、ニホンライチョウの成鳥計3羽が26日、放鳥のため中央アルプス駒ケ岳の山頂付近に移送された。環境に慣れさせるためケージで過ごし、10月1日に放鳥される予定。
環境省信越自然環境事務所などによると、3羽は那須どうぶつ王国(栃木県那須町)の雄と、茶臼山動物園(長野市)の雄雌で、いずれも中央アルプス生まれ。繁殖を試みていたが産卵せず、繁殖は難しいと判断して放鳥することにした。
26日午前にそれぞれの園から移され、中アの山麓で合流した後、環境省職員らがロープウエーや徒歩で山頂付近に運んだ。
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